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2019年04月22日

マシン別Ruby最新バージョンのインストール方法まとめ

Rubyは複数のバージョンを同一マシンで管理できるので、複数の開発を並行して請け負う際に、異なるバージョンの開発でも扱うことが可能です。本記事では、Rubyのインストールの仕方と、デフォルトバージョンの扱い方についてご紹介します。

Rubyのバージョンについて

現在有効に使われているRubyのバージョンは、2.4~2.6の3つのバージョンです。この3つのバージョンには、それぞれいくつかのリビジョンがついています。2019年4月現在で最新の安定板とされているのは、Ruby2.6.2です。

最新の安定板は、月日とともに変わっていくので、以下のRubyダウンロードサイトなどで確認するようにしましょう。Ruby2.3以前のバージョンは、サポートが終了しています。

Rubyをバージョンアップするメリット

すでにサポートが終了しているRubyのバージョンについては、メリット云々以前にバージョンアップが必須です。サポートが終了しているバージョンを使用し続けることは、セキュリティ上、問題があります。大変危険なのでバージョンアップが強く推奨されています。

Rubyのバージョンを確認して、すでにサポートが切れていたり間もなく切れる予定だったりするバージョンは、ただちにバージョンアップの計画を立てましょう。

Rubyのバージョンの確認方法

自分が使っているRubyのバージョンがわからない、という人は、以下の手順でRubyのバージョン確認を行いましょう。

コンソールやターミナルを起動し、「ruby –version」または「ruby -v」と入力し、実行します。

【実行コード】
ruby –version
ruby -v


【実行結果】
ruby 2.5.3p105 (2018-10-18 revision 65156) [x64-mingw32]

サポート中のバージョンをアップデートするメリット

使用しているRubyがサポート対象のバージョンの場合、アップデートは必須ではありません。しかし、最新バージョンのRubyを使うことには、メリットもあります。

最新版では、旧来のバージョンの改善が図られ、パフォーマンスが改善したり、最新メソッドが使えたりする可能性があります。

Rubyは、複数バージョンを同一マシンで使用することも可能なので、バージョン切り替えをしながら使うのがおすすめです。

バージョンアップの注意点

使用中のRubyをバージョンアップしてしまうと、Ruby関連のフレームワークが動作しなくなったり、開発中のプログラムの動作がバージョンアップ前と異なったりするリスクがあります。Ruby on Railsを使っている場合も、Rubyのバージョンが最新版だと動作しないこともあります。

現在使っているRubyのバージョンと異なるバージョンを使う場合は、「置き換え」ではなく「切り替え」方式の方が安全です。

Rubyのインストール方法

さっそくRubyの最新バージョンをダウンロードし、自分のマシン環境へインストールしてみましょう。以下のリンクから、自分のマシン(OS)用のモジュールをダウンロードしておきます。

Rubyのサイトで「ダウンロード」ボタンをクリックすると、ダウンロード用のリンクのほか、インストール方法についても説明があります。インストールの方法はいくつかあり、OSによっても異なります。

実行環境インストール方法
Linux/UNIX システムのパッケージ管理ツールや、rbenv、RVMなどのサードパーティツールを使う
macOSrbenv、RVMなどのサードパーティのパッケージ管理ツールを使う
WindowsOSRubyInstallerといったツールを使用可能

Linux/UNIXマシンで新バージョンをインストールする場合

LinuxやUNIXをOSとして使っている環境で、Rubyをインストールする際の手順をご紹介します。Linux/UNIX環境では、rbenvコマンドを使うことも、rvmコマンドを使うことも可能です。

Rubyを使う環境を個人ユーザごとに設定するか、全ユーザ環境で共通とするかによっても、インストール方法が若干異なるので、環境構築について考えてから、インストール作業に入るようにしましょう。

rbenvによるRubyのインストール

rbenvを使ってRubyのインストールを行う場合は、以下の手順によります。

①依存ライブリのインストール
②rubyグループの作成(全ユーザ共通の環境を使用する場合)
③rbenvのインストール
④rubyのインストール

【Rubyのインストール】
rbenv install --list
rbenv install -v 2.6.2

RVMを使うインストールの事前準備

Linuxでrvmを使ってRubyのインストールをする場合、rvmをインストールする前に必要な事前準備があります。これからRubyをインストールするマシン環境で、以下の確認および準備を行っておきましょう。

①更新可能な全パッケージを更新
②curl のインストールが済んでいること
③rvm を用いてRuby 処理系をインストールするのに必要なパッケージ のインストール
④全ユーザが使えるrvmのインストール

rvmのインストール

利用ユーザごとに独立してRuby環境の設定するか、全ユーザ共通で使用するかによって、rvmのインストール方法が異なります。インストール後は、それぞれの環境に応じて、.bashrc の編集を行う必要があります。

実行コードと.bashrc の編集
ユーザごと【実行コード】
bash << (curl -s -B https://rvm.beginrescueend.com/install/rvm )

【.bashrc の編集】
source $HOME/.rvm/scripts/rvmを追記
全ユーザ 【実行コード】
bash << (curl -s https://raw.github.com/wayneeseguin/rvm/master/binscripts/rvm-installer )

【.bashrc の編集】
source /usr/local/rvm/scripts/rvmを追記

rvmによるRubyのインストール

rvmを使ってRubyをインストールする際は、以下の手順で進めていきます。

①rvmを最新バージョンに更新
②インストール済のRubyを一覧表示
③Ruby のインストール

実行コード

rvm get head
rvm reload

rvm list known

rvm install ruby-x.x.x-head
※x.x.x部分はRubyのバージョン番号を入力

macOSマシンで新バージョンをインストールする場合

macOSのマシンで、複数のバージョンのRubyをインストールし、管理する場合は、rbenvを使用する方法とrvmを使う方法があります。

Rubyをインストールする前にrbenvとrmvをインストールしましょう。両方インストールする必要はなく、どちらか、ご自分がインストールに使うコマンドだけでも構いません。

rbenvのインストール

これからRubyをインストールするマシンにrbenvがインストールされていない場合は、次の手順に従って、brewでrbenvをインストールします。

【rbenvのインストール】
brew update
brew install rbenv
echo 'eval "$(rbenv init -)"' >> ~/.bash_profile
source ~/.bash_profile

rbenvを使ったRubyのインストール

rbenvのインストールが完了したら、rbenvでインストール可能なRubyの一覧を取得し、最新安定版をインストールしましょう。以下の例では、インストール可能なRubyのバージョンを一覧表示し、その中から最新のバージョンを指定して、インストールします。

【Rubyのインストール実行例】
rbenv install --list
rbenv install 2.6.1

rbenvでインストールしたRubyを使用できるよう設定する

Rubyをインストールしただけでは、まだRubyは使えません。インストールしたバージョンを使用できるようにするには、以下のコマンドを実行します。

以下の例で指定している「local」は、システム全体ではなく、ローカル環境でrbenvを使って切り替えて使用するRubyを指定することを意味します。続けて「ruby -v」も実行し、インストールしたRubyのバージョンが適用されていることを確認します。

実行コード
rbenv local 2.6.1
ruby -v

RVMインストール前準備

rvmをインストールする事前準備として、public keyをインストールします。gpg2コマンドを使用するので、使用マシンにgpg2がインストールされていない場合は、public keyインストール前にgpg2コマンドをインストールしましょう。

インストール対象実行コード
public keyのインストール gpg2 --keyserver hkp://keys.gnupg.net --recv-keys 409B6B1796C275462A1703113804BB82D39DC0E3
gpg2のインストール brew install gpg2

RVMインストール

rvmインストールの事前準備が整ったら、Rubyをインストールします。インストール方法については、Rubyの公式ページにも掲載があります。

Rubyのインストールが完了したら、インストールしたRubyを使用可能にし、複数のRubyバージョンがインストールされている場合は、普段使いのバージョンをデフォルトに設定します。

rvmを使ったRubyのインストール
①Rubyのみのインストールcurl -sSL https://get.rvm.io
①’Ruby on Railsも同時にインストールcurl -sSL https://get.rvm.io | bash -s stable --rails
②インストール済のRubyバージョンを確認rvm list known
③目的のRubyバージョンをインストールrvm install 2.1
④インストールしたRubyを使用可能にするrvm use 2.1
⑤インストールしたRubyをデフォルトにするrvm use 2.1 --default

Windowsマシンで新バージョンをインストールする場合

Windowsマシンでは、インストーラーを使ってRubyのインストールを行います。Windowsマシンへ、Rubyをインストールする際は、「RubyInstaller for Windows」をダウンロードして使用するのが便利です。

RubyInstaller

RubyInstallerはダウンロードの際、使用しているWindowsマシンのOSの種類で分かれています。Windowsの画面左下にあるスタートボタンを右クリックし、ショートカットメニューから「システム」を選択します。

「システムの種類:○○ビットオペレーティングシステム」という記述を確認し、インストーラをダウンロードします。インストーラーの画面表示に従えば、インストールが完了します。

Windowsではuruでのバージョン切り替えもおすすめ

Windowsでは、複数バージョンのRubyがインストールされている場合、バージョンを管理・切り替えには、uruを使うと便利です。uru公式サイトの公式サイトから、7Zipファイルをダウンロード後、展開し「uru_rt.exe」を実行して、uruをインストールします。

【実行コード】(c:\toolsにuru_rt.exeを配置した場合)
c:\tools>uru_rt.exe admin install

uruとは

uruとは、rbenvが対応していないWindowsで利用できるマルチプラットフォームのコマンドラインツールです。マルチプラットフォームなので、Windowsだけでなく、LinuxやMacOSでも利用できます。

プロジェクト毎に異なるバージョンのRubyを使わなければならない場合などに、システム上に複数のバージョンのRuby環境をインストールし、uruを使って切り替えながら使います。

Rubyのバージョン管理を知ろう

最新版のRubyを使って開発を行いたい場合、必ずしも旧来のRubyに上書きする必要はなく、複数のバージョンを同時に存在させておくことが可能です。

複数バージョンのRubyを同一マシンに置く場合は、その後のバージョン切り替えの手順を確立しておけば、簡単に環境の切り替えができます。バージョン切り替えについて学び、常に適切な環境で開発を進められるようにしておきましょう。

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